【雑記】2019/6/17(月)

2019/6/17(月)

■創作小説「二人の間」
 最近、調子はどうなの? 開口一番、乃里子のセリフはよくある問いかけだった。
「まあ、ぼちぼちかな」隆一の返答もよくある内容だった。
「ふーん」いかにも気のないといった風の乃里子の返答は声量が小さかった。
 それは、週末に突然訪れた悪天候の雨音にかき消されそうなほどだった。
 二人の間にしばし、何とも言えない沈黙の間ができた。
 彼らは、とある社会人サークルの一員である。それ以外は特に共通点はなく、住んでいる場所も近くはあるが行き来したことはほとんどない。
 サークル全体の活動がある時くらいしか顔を合わせない関係だ。いわば、よく顔を知っている赤の他人というものだ。
 距離感としては、職場の仕事仲間と似たようなところがある。彼らの姿はサークルのメンバーにはいったいどう映っているのだろうか。
 微妙な沈黙を破り、口を開いたのは乃里子のほうだった。
「なんか、噂で聞いてるんだけど」
「どんな?」
「最近は、一夜の火遊びをお楽しみらしいとか」
「ああ」
 何の探りを入れているかと思えば、そのことか。
「あとで、ゆっくり話すよ」
 通り雨だったのか、途端に雨の止んだ空は名残惜しそうな灰色をしていた。

■副業アイデアマッチングアプリの有効活用法」
 トイレ休憩に行って、ふと思い浮かんだアイデアがある。マッチングアプリで私が行なっていることを収入の種にできないかというものだ。
 例えば、私はTinderで通常の使い方をしていない。普通の人は課金してLikeの数を無限にして、ガンガン右スワイプさせているだろう。
 私は、どんなに面倒でもプロフィール写真をざっと眺めてプロフィール本文も流し読んでから右スワイプしている。
 もちろん、これくらいは少し使い慣れた人ならだれでも行なっているとは思う。
 次に、少数派の使い方を説明しよう。Tinderのプロフィールはきちんと読んでみると意外とお得な情報が記載されていることに気づく。
 Tinderのプロフィールは基本的に何を書いてもOKであるため、まじめな紹介文からふざけたものまでさまざまある。
 そしてたまに、プロフィールにLINEのIDやカカオのIDを載せている人がいる。
 こうした女性になら、マッチしなくても連絡が取れるわけだ。ただし、連絡をとれたとしても注意点はある。
 ①LINEを記載している人が素人じゃない場合
 このケースがほとんど。パターンは大別して二つある。
 パターン1.誘導業者
 いまだにはびこっている手口。例えば、記載されたLINEのIDを登録してみると、なぜか通常のLINEと異なる灰色の☆付きアイコンのアカウントだったりする。
 このアカウントは200%確実に業者アカウント。やりとりしても最終的に別のサイトのURLを貼られてそこで連絡を取ろう、と言われて終了だ。
 また、通常の緑アイコンのアカウントでも誘導業者はいる。もちろん、やりとりしても灰色アカウントの場合と同じ流れになるだけだ。
 Instagramのアカウントだと、これがCamgirlという怪しい肩書がInstagramのプロフィールに記載された女性になる。
 このアカウントと連絡を取ると、やり取りの中で決まり文句が出てくる。

 パターン2.援助系
 素人との出会いを基本的に求めている人がほとんど思われるため、これも注意点を記しておく。
 この手の人とやりとりすると、返事がやけに早いのだが、自分の泊まっているホテルを紹介され、金額は〇万円と提示される、という流れだ。


■誘導業者のうざさ
 出会い系サイトやマッチングアプリをやっていると、誘導業者というのによく出くわす。
 誘導業者とは何かを簡単に説明する。プロフィールにユーザーの気を引くような内容・写真にして、LINEやカカオのIDを記載しておく。
 それを見て連絡を取ってきたユーザーを別のサイトに誘導して、そこに登録させようとするという業者のことを言う。
 この手のプロフィールを記載した女性は100%詐欺業者と断言できる。
 別にLINEやカカオで連絡を取れるにも関わらず、わざわざ別のサイトに誘導する道理がないからだ。
 こうした業者の送信してくる文面を見ると、必死こいているという表現がぴたりと来る。
 騙してやろうという心根が透けて見えるのだ。
 今どき、インターネットの情報が発達してこうした手口はもはや通用しないはずなのに、いまだに後を絶たない。
 おそらく、引っかかる人がごく少数はいるのだろう。でなければ、とっくの昔にこの手の業者は駆逐されているはずだ。
 そのうち、ある事実に気づいた。こうした誘導業者の必死になってこちらを騙そうとする姿が、男が女を口説くのに必死になっている姿とまるかぶりしているではないか。


■何を根拠にしているか
 どんな集団・組織でも何かしらの軸というか芯を持っていなければ、成り立たない。
 例えば、会社という組織は、金銭が発生し、利益を獲得する「仕事」という共通目標を達するための集団だ。